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自然と調和し、精神の伴うワイン造りを
カムイ・メトッ・ヌプリ
遠藤 智樹さん
次世代まで安心して食べられる作物づくり、安心して暮らせる環境づくりを目指し、北海道4ヶ所370haにひろがる国内最大規模のオーガニック実践農場「トカプチ」。
バイオダイナミック(ビオディナミ)農法で地球を癒す循環型農業に挑戦しており、全国で有名なパン屋さんではかなりの確率でトカプチの小麦粉が採用されています。
そんなトカプチがワイン造りに参画!アイヌ語で十勝岳連峰の「神霊ある山の尾根」を意味する「カムイ・メトッ・ヌプリ」。
企業理念通り、厳格なビオディナミ農法に則りぶどうも栽培している。
岩見沢市の10Rワイナリーにて委託醸造と研修を行い、SO2無添加、野性酵母での発酵、補糖や補酸なし、清澄剤不使用で無ろ過、厳格なナチュラルワイン造りを学ぶ。
2023年に自社ワイナリー開設。自社のセラーの発貯蔵の容器なども自然な素材のものを用いる。
コールド・マセラシオンやマセラシオン・カルボニック等、山幸の特徴を引き出す技法を模索し、この土地ならではのテロワールを表現するワイン造りに向き合っている!
【可能性を秘めた”山幸”】
日本のぶどう品種として3番目にOIV認定された「山幸」。
セイベルをクローン選抜した清美×山ぶどうの交配品種。
強い耐寒性があり雪に覆う必要がない。
富良野の地で"自然のまま"の仕立てができる、まさに適地適品種と言えるぶどう。
だからボルドー液(硫酸銅と生石灰の混合)さえも不使用。
※OIV認定:EUにワインを輸出する際は、このOIVが認定するブドウ品種しかラベルに表記できないことになっている。
日本の品種としては、2010年に甲州、続いてマスカット・ベーリーAが認定。そして3番目に山幸が認定を受ける。
自然な環境を整え、ぶどうが負荷無く畑の生態系と共存できることが健康で生命力に満ちた果実を付けるという考えのもと、地域の気候や環境に合ったぶどう品種の選定が大切。
カムイ・メトッ・ヌプリでは、北海道に自生していた山葡萄のルーツを持つ山幸こそが適格であると考えている。
粒の密着度が低く、バラ房。病気に強く、耐寒性があり、冬場雪の中に樹を埋める必要がないことから自由な仕立てができる!
垣根の一番上のワイヤーまで母木を伸ばし、そこから新梢を下に垂らす下垂型誘引を一部取り入れている。これは山葡萄本来の仕立てに近く、ぶどう樹にストレスがない他、遅霜や動物の食害も防げている!
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